添乗員ライターがお届けする台湾旅行情報。今回は、台北旅行に欠かせない交通手段である台北MRTの乗り方と、2026年から新たに導入されたキャッシュレス決済、そしてお得な乗車券について詳しく解説していきます。
台北旅行を計画されている方にとっては、MRTは最も重要な移動手段です。日本の地下鉄と似ているため使いやすく、料金も手頃で、台北101、西門町、士林夜市、中正紀念堂、龍山寺、永康街、淡水、北投温泉など、主要観光スポットにアクセスできる便利な交通機関となっています。この記事では、初めて台北を訪れる方でも安心してMRTを利用できるよう、基本的な乗り方から、悠遊カード(ヨウヨウカー/Easy Card)やフリーパスなどのお得な乗車券まで、徹底的にご紹介します。
台北MRTを使いこなせないと旅行費用が高額になる理由

台北旅行において、MRTを使いこなせないことは、旅行費用を大幅に増やしてしまう可能性があります。
まず第一に、タクシーだけに頼ると交通費が予想以上にかさんでしまいます。台北市内の渋滞は深刻で、特に朝夕のラッシュ時や観光シーズンには、タクシーでの移動時間が大幅に延びることもあります。例えば、台北駅から台北101まで、MRTなら約10分で30台湾ドル(約140円)ですが、タクシーなら渋滞で30分以上かかり、200台湾ドル以上(約950円)になることも珍しくありません。MRTなら時間通りに確実に目的地へ到着できますが、これを活用できないと、せっかくの観光時間を無駄にしてしまいます。
第二に、言葉の壁の問題があります。タクシーを利用する場合、中国語でのコミュニケーションが必要になることが多く、行き先を正確に伝えられないトラブルも発生しがちです。特に士林夜市、饒河街夜市(じょうががいよいち/Raohe Street Night Market)、寧夏夜市(ねいかよいち/Ningxia Night Market)などの夜市や、迪化街(てきかがい/ディーホアジエ/Dihua Street)などのローカルエリアへ行く場合、運転手に場所を説明するのは困難です。一方、MRTは路線図や案内表示が日本語や英語にも対応しており、言葉が通じなくても安心して利用できます。
第三に、切符の購入方法や料金システムを理解していないと、駅の券売機前で戸惑ってしまい、後ろに並ぶ人に迷惑をかけてしまうこともあります。特に朝夕の混雑時には、スムーズに乗車券を購入できないと、予定していた電車に乗り遅れる可能性もあります。
しかし、ご安心ください。この記事を読めば、台北MRTの乗り方から、最もお得な乗車券の選び方、2026年から導入された最新のキャッシュレス決済方法まで、すべてがわかります。
台北MRTの基本情報と歴史
台北MRTは正式には「台北捷運(タイペイジエユン/Taipei MRT)」と呼ばれ、台北市および新北市を走る都市高速鉄道システムです。「捷運(ジエユン)」は「迅速な輸送」を意味する中国語で、まさにその名の通り、台北市内を素早く効率的に移動できる交通機関として市民や観光客に親しまれています。
台北MRTの発展の歴史
台北MRTの歴史は、1988年に工事が開始されたことから始まります。当時の台北は急速な経済発展に伴い、深刻な交通渋滞に悩まされていました。自動車の増加によって道路は常に混雑し、バスでの移動も時間が読めない状況が続いていたのです。
1996年3月、待望の最初の路線である木柵線(Muzha Line、現在の文湖線)が開通しました。これは台北市の南東部を走る路線で、無人運転のゴムタイヤ車両を採用した先進的なシステムでした。その後、1997年には淡水線(Danshui Line、現在の淡水信義線の一部)、中和線(Zhonghe Line、現在の中和新蘆線の一部)が相次いで開通し、台北の交通事情は劇的に改善されました。
2000年代に入ると、路線網はさらに拡大していきます。2008年には松山線(Songshan Line)の一部区間が開通し、台北の東西を結ぶ重要な路線となりました。2012年には新荘線(Xinzhuang Line)が開業し、台北市と新北市を結ぶネットワークが充実しました。
最近では2020年1月に環状線(Circular Line)の第一段階区間である新北産業園区駅(New Taipei Industrial Park Station)から大坪林駅(Dapinglin Station)間が開通しました。この路線は台北都市圏をぐるりと囲むように計画されており、各主要路線を接続する重要な役割を果たしています。全線開業は2030年過ぎになる予定です。
2026年の革新的アップデート:キャッシュレス決済対応
2026年1月から、台北MRTは大きな進化を遂げました。2023年6月から2年以上かけて進められてきた全117駅、1396台の改札口の大規模改修工事が完了し、QRコード決済とクレジットカード決済に対応したのです。
まず2026年1月から、LINE Pay、街口支付(Jko Pay)、全支付(PX Pay)など台湾の主要電子決済アプリによるQRコード決済が利用可能になりました。これにより、悠遊カードがなくてもスマートフォンだけでMRTに乗車できるようになりました。
さらに、2026年7月からはiPhoneの「ECP機能(Enhanced Contactless Polling)」にも対応予定です。これは、従来のNFC(Near Field Communication)とは異なり、iPhoneをかざすだけで自動的に設定されたカードを選択して決済できる機能です。Apple Pay、Google Pay、Samsung Payに登録したクレジットカードやデビットカードで、改札をスムーズに通過できるようになります。
これまで台湾ではAndroid端末しかNFC機能でMRTを利用できませんでした。台湾でもiPhoneの市場占有率が50%を超えており、日本のSuicaのような便利に使える時代が、ようやくiPhoneユーザーにもに来そうな予感です。
現在の路線網

2026年現在、台北MRTは主要6路線と支線2路線の計8路線を運行しています。総延長は約150キロメートルを超え、130以上の駅を擁する大規模な交通ネットワークとなっています。各路線は色で識別されており、路線図を見れば一目で理解できるようになっています。
台北MRTの特徴は、清潔で安全、そして時間に正確であることです。日本の地下鉄システムを参考に設計されており、遅延はほとんど発生しません。また、駅構内や車両内は常に清掃が行き届いており、快適に利用できます。さらに、すべての駅にエレベーターやエスカレーターが設置されており、バリアフリーにも配慮されています。2018年9月末にはすべての駅にホームドアの設置が完了し、安全性がさらに向上しました。
MRTが台北市民の生活に与えた影響
台北MRTの開業は、台北市民の生活様式を大きく変えました。かつては自家用車やバイクでの移動が主流でしたが、MRTの路線網が充実するにつれ、公共交通機関を利用する人が急増しました。これにより、大気汚染や交通渋滞が大幅に改善され、都市環境の向上にも貢献しています。
また、MRTの駅周辺は商業施設や住宅地として発展し、不動産価値も上昇しました。多くの駅は百貨店やショッピングモールと直結しており、雨の日でも濡れずに買い物や食事を楽しめるようになっています。台北101、西門町(Ximending)、士林夜市(Shilin Night Market)、中正紀念堂、龍山寺、國父紀念館、永康街、淡水、北投温泉、猫空ロープウェイ、台北市立動物園など、主要観光スポットもすべてMRT駅から徒歩圏内にあり、観光客にとっても非常に便利な交通手段となっています。
台北MRTの6つの主要路線と観光スポット完全ガイド

台北MRTは色で路線を識別するシステムを採用しており、路線図のシンボルカラーを見れば直感的に理解できるようになっています。ただし、路線のシンボルカラーは、車両の色とは異なるので、注意が必要です。ここでは、各路線の特徴と主要駅、アクセスできる観光スポットについて詳しく解説します。
淡水信義線(レッドライン・R線)
淡水信義線は、台北MRTの中でも最も利用者が多い路線の一つです。路線記号はRで、路線図では赤色で表示されています。淡水駅(Danshui Station)から象山駅(Xiangshan Station)まで、台北市を南北に縦断する全長約28キロメートルの路線です。
この路線の最大の魅力は、台北の主要観光スポットをほぼすべてカバーしていることです。北端の淡水は、淡水河の河口に位置する風光明媚な観光地で、夕日の美しさで知られています。かつてはオランダや清朝時代の貿易拠点として栄えた歴史ある街で、紅毛城、淡水老街、真理大学、滬尾砲台など、見どころが豊富です。淡水駅周辺では、阿給という油揚げに春雨を詰めた淡水名物や、魚丸湯などのグルメも楽しめます。

士林駅(Shilin Station)は、台北最大の夜市である士林夜市の最寄り駅です。駅から徒歩約10分で、豪大大鶏排(ハオダーダージーパイ)の巨大フライドチキン、生煎包(シェンジエンバオ)、臭豆腐(チョウドウフ)など、台湾の屋台グルメを存分に味わえます。また、士林官邸(Shilin Official Residence)では、蒋介石と宋美齢夫妻が暮らした邸宅と美しい庭園を見学できます。
中心部の台北駅(Taipei Main Station)は、MRTの主要乗り換えハブであり、台湾鉄道や高速鉄道も乗り入れる台北最大のターミナル駅です。駅周辺には多くのホテルやショッピングセンターが集まっており、旅行者の拠点として最適です。台北駅地下街には、広大なショッピングエリアが広がり、雨の日でも快適に買い物や食事を楽しめます。
中山駅(Zhongshan Station)は、松山新店線との乗り換え駅でもあり、台北の繁華街の中心です。中山地下街(Zhongshan Underground Mall)は台北最長の地下街で、ファッション、雑貨、グルメが揃っています。また、中山駅周辺には光点台北(Spot Taipei)、赤峰街(Chifeng Street)などのおしゃれなカフェやセレクトショップが集まるエリアもあります。
雙連駅(Shuangllian Station)では、毎朝開催される雙連朝市(Shuangllian Morning Market)で、地元の人々の生活を垣間見ることができます。新鮮な野菜や果物、総菜が並び、台北の日常を体験できる場所です。
中正紀念堂駅(Chiang Kai-shek Memorial Hall Station)では、台湾の歴史を象徴する中正紀念堂(Chiang Kai-shek Memorial Hall)にアクセスできます。広大な敷地に建つ白亜の記念堂は、台北を代表する観光スポットの一つで、毎正時に行われる衛兵交代式は必見です。また、隣接する国家戯劇院(National Theater)と国家音楽廰(National Concert Hall)も美しい建築物として有名です。
東門駅(Dongmen Station)は、台北屈指のグルメエリアである永康街(Yongkang Street)の最寄り駅です。小籠包の名店「鼎泰豊(ディンタイフォン/Din Tai Fung)」の本店をはじめ、思慕昔(スムージー)のかき氷、永康牛肉麺(ヨンカンニュウロウミエン)、天津蔥抓餅(ティエンジンツォンジュアビン)など、数多くの人気レストランやカフェが軒を連ねています。また、青田街(チンティエンジエ/Qingtian Street)には、日本統治時代の古民家を改装したカフェやギャラリーが点在し、レトロな雰囲気を楽しめます。
大安駅(Daan Station)周辺は、台北の高級住宅街でもあり、おしゃれなレストランやカフェが多数あります。遼寧街夜市(Liaoning Street Night Market)は小規模ながら地元の人に愛される夜市で、観光客が少なく落ち着いた雰囲気です。
台北101世貿駅(Taipei 101/World Trade Center Station)は、台北のランドマークである超高層ビル台北101への最寄り駅です。展望台からは台北市内を一望でき、夜景も美しいスポットとして人気があります。台北101の地下にはフードコートやショッピングエリアもあり、ディンタイフォンなどの有名レストランも入っています。また、駅周辺の信義商圈(Xinyi Shopping District)には、新光三越、誠品書店、ATT 4 FUNなどの大型商業施設が集まっています。

象山駅からは、台北101を眺める絶景スポットとして人気の象山(Xiangshan/Elephant Mountain)へアクセスできます。駅から約15分のハイキングで、台北101と台北市街を一望できる展望台に到着します。特に夕暮れ時から夜景にかけての時間帯は、写真撮影スポットとして大人気です。
支線の新北投線(Xinbeitou Line)は、北投駅(Beitou Station)から分岐し、新北投駅(Xinbeitou Station)まで延びる短い支線です。新北投は台北近郊の温泉地として知られ、日帰り温泉や足湯を楽しめる施設が多数あります。北投温泉博物館(Beitou Hot Spring Museum)、地熱谷(Thermal Valley)、北投図書館(Beitou Library)など、日本統治時代から続く温泉文化が今も残る、趣深いエリアです。
板南線(ブルーライン・BL線)
板南線は、台北MRTで最も混雑する路線の一つで、路線記号はBL、路線図では青色で表示されています。南港展覧館駅(Nangang Exhibition Center Station)から頂埔駅(Dingpu Station)まで、台北市を東西に横断する全長約28キロメートルの路線です。
この路線の特徴は、台北の商業・ビジネスエリアを網羅していることです。台北駅では淡水信義線と交差し、台湾鉄道や高速鉄道への乗り換えも可能です。
西門駅(Ximen Station)は、台北の原宿と呼ばれる若者文化の中心地、西門町の最寄り駅です。西門紅楼(Red House)、映画街、手天使(Ximending Pedestrian Area)など、映画館、ファッションビル、飲食店が密集し、週末には多くの若者で賑わいます。日本統治時代には「台北の銀座」とも呼ばれた歴史あるエリアで、レトロな雰囲気も楽しめます。西門町では、タピオカミルクティー発祥の店「春水堂(チュンシュイタン/Chun Shui Tang)」や、阿宗麺線(アゾンミエンシエン)、鴨肉扁(ヤーロウビエン)などのグルメも楽しめます。
西門駅(Ximen Station)は、台北の原宿と呼ばれる若者文化の中心地、西門町の最寄り駅です。映画館、ファッションビル、飲食店が密集し、週末には多くの若者で賑わいます。日本統治時代には「台北の銀座」とも呼ばれた歴史あるエリアで、レトロな雰囲気も楽しめます。
龍山寺駅(Longshan Temple Station)では、台北最古の仏教寺院である龍山寺(Longshan Temple)を訪れることができます。1738年に創建されたこの寺院は、精緻な彫刻と鮮やかな装飾で知られ、地元の人々の信仰の中心となっています。周辺には伝統的な市場やグルメスポットも多く、台北の庶民的な雰囲気を味わえます。
龍山寺駅(Longshan Temple Station)では、台北最古の仏教寺院である龍山寺(Longshan Temple)を訪れることができます。1738年に創建されたこの寺院は、精緻な彫刻と鮮やかな装飾で知られ、地元の人々の信仰の中心となっています。参拝方法や線香の本数にも意味があり、台湾の宗教文化を深く知ることができます。周辺には華西街観光夜市(Huaxi Street Tourist Night Market)や広州街夜市(Guangzhou Street Night Market)、剝皮寮歴史街区(Bopiliao Historic Block)など、伝統的な市場やグルメスポットも多く、台北の庶民的な雰囲気を味わえます。

忠孝復興駅(Zhongxiao Fuxing Station)は、中和新蘆線との乗り換え駅で、遠東SOGOなどのデパートが集まるショッピングエリアです。また、東区地下街(Eastern District Underground Mall)には、多数のショップやレストランが入っています。
忠孝敦化駅(Zhongxiao Dunhua Station)周辺は、台北の高級ブティックやデザイナーズショップが集まるファッションの中心地です。明曜百貨(Breeze Center)や微風広場(Breeze Plaza)など、高級ブランドが入るショッピングモールがあります。
國父紀念館駅(Sun Yat-sen Memorial Hall Station)では、中華民国の国父である孫文を記念した國父紀念館(Sun Yat-sen Memorial Hall)にアクセスできます。広大な敷地内には美しい庭園があり、地元の人々の憩いの場となっています。また、毎正時に行われる衛兵交代式も見どころの一つです。駅周辺には、遠企購物中心(Taipei Metro the Mall)や誠品書店松煙店(Eslite Songyan Store)などもあります。
市政府駅(Taipei City Hall Station)は、台北市政府の最寄り駅であり、周辺には信義区の商業エリアが広がっています。台北101、新光三越(Shin Kong Mitsukoshi)、誠品書店(Eslite Bookstore)、微風信義(Breeze Xinyi)、統一時代百貨(Uni-Ustyle)、ATT 4 FUNなど、ショッピングスポットが集中しています。また、誠品信義店(Eslite Xinyi Store)は24時間営業の大型書店として有名です。
平日の朝夕は特に混雑が激しく、通勤ラッシュ時には短い間隔で運行されています。観光で利用する場合は、ラッシュ時にあたる朝7時から9時、夕方17時から19時30分の時間帯を避けると快適に移動できます。
松山新店線(グリーンライン・G線)
松山新店線は、路線記号がG、路線図では緑色で表示されている路線です。松山駅(Songshan Station)から新店駅(Xindian Station)まで、台北市を南北に走る全長約20キロメートルの路線です。
この路線の注目ポイントは、台北松山空港(Taipei Songshan Airport)と直結している松山駅です。台北松山空港は、台北市内中心部に位置する便利な空港で、主に国内線と台湾近隣への国際線が発着しています。特に日本からのビジネス客に利用されることが多く、市内へのアクセスが非常に便利です。松山駅周辺には、饒河街夜市もあり、胡椒餅(フージャオビン/pepper bun)や薬燉排骨(ヤオドゥンパイグー/herbal pork rib soup)などの名物グルメを楽しめます。

中山駅(Zhongshan Station)では、淡水信義線と交差し、台北の繁華街である中山エリアにアクセスできます。中山エリアは日本人駐在員も多く住むエリアで、日本料理店やカフェも充実しています。また、台北の高級ホテルが集まるエリアでもあります。中山北路(Zhongshan North Road)沿いには、林森北路(Linsen North Road)の日本人街や、晴光市場(Qingguang Market)などもあります。
南京復興駅(Nanjing Fuxing Station)は、文湖線との乗り換え駅で、ブラウンシュガー(Brown Sugar)のタピオカミルクティー本店があることでも知られています。周辺には南京東路(Nanjing East Road)の商店街が広がり、多数のレストランやショップが立ち並びます。
松江南京駅(Songjiang Nanjing Station)は、中和新蘆線との乗り換え駅で、台北の新しいグルメスポットとして注目されています。周辺には、おしゃれなカフェやレストランが増えており、若者に人気のエリアです。
台電大楼駅(Taipower Building Station)周辺は、台湾大学が近く、学生向けの安くて美味しい飲食店が多数あります。公館商圈(Gongguan Shopping District)は、台湾大学生御用達のグルメスポットで、藍家割包(Lan Jia Gua Bao)、陳三鼎黒糖青蛙鮮奶(Chen San Ding)のタピオカミルクティーなどが有名です。また、台湾の学術・文化の中心地としても知られています。
古亭駅(Guting Station)は、中正紀念堂駅との間にあり、和平東路(Heping East Road)や師大夜市(Shida Night Market)へのアクセスが便利です。師大夜市は台湾師範大学の学生街で、グルメやファッション、雑貨などが楽しめます。
小南門駅(Xiao Nanmen Station)では、板南線への乗り換えも可能で、中正紀念堂エリアへも徒歩でアクセスできます。
支線の小碧潭線(Xiaobitan Line)は、七張駅(Qizhang Station)から分岐し、小碧潭駅(Xiaobitan Station)まで延びる短い支線です。
中和新蘆線(オレンジライン・O線)
中和新蘆線は、路線記号がO、路線図ではオレンジ色で表示されている路線です。南勢角駅(Nanshijiao Station)から迴龍駅(Huilong Station)まで、台北市と新北市を結ぶ全長約31キロメートルの路線です。
この路線は、2つの異なる路線が途中で合流する複雑な構造になっています。南勢角方面と迴龍方面の列車が交互に運行されているため、乗車する際は行き先の確認が必要です。
行天宮駅(Xingtian Temple Station)は、台北で最も人気のある道教寺院である行天宮(Xingtian Temple)の最寄り駅です。商売繁盛の神様「關聖帝君(Guan Sheng Di Jun)」を祀るこの寺院は、地元の経営者や商人から厚い信仰を集めています。早朝から多くの参拝客で賑わい、收驚(しゅうきょう/shou jing)という台湾独特のお祓い儀式も行われています。
民権西路駅(Minquan W. Rd. Station)では、淡水信義線と交差します。駅周辺は台北の下町的な雰囲気が残るエリアで、ローカルな飲食店も多く、地元の生活を垣間見ることができます。
文湖線(ブラウンライン・BR線)
文湖線は、台北MRTで最初に開業した路線で、路線記号はBR、路線図では茶色で表示されています。動物園駅(Taipei Zoo Station)から南港展覧館駅まで、台北市の東部を走る全長約25キロメートルの路線です。
この路線の最大の特徴は、全線が無人運転のゴムタイヤ車両で運行されていることです。そのため、騒音が少なく、乗り心地も良好です。また、ほとんどの区間が高架上を走行するため、車窓からの眺めも楽しめます。
台北101世貿駅付近では、板南線と連絡しており、台北101へのアクセスも便利です。大直駅(Dazhi Station)周辺は、台北の高級住宅街として知られています。
剣南路駅(Jiannan Rd. Station)の近くには、台北の人気観光スポットである美麗華百楽園(Miramar Entertainment Park)があります。大観覧車が目印の大型ショッピングモールで、映画館やレストラン、アミューズメント施設が充実しています。観覧車からは台北市内を一望でき、夜景も美しいスポットです。
動物園駅は、台北市立動物園(Taipei Zoo)と猫空ロープウェイ(Maokong Gondola)への玄関口です。台北市立動物園は、ジャイアントパンダをはじめ、コアラ、アフリカ象、台湾黒熊(タイワンツキノワグマ)など、多様な動物を飼育するアジア最大級の動物園です。猫空ロープウェイに乗れば、茶畑が広がる猫空(Maokong)の山頂へアクセスでき、茶芸館でゆっくりとお茶を楽しめます。台北市街を一望できる絶景スポットとしても人気があります。鉄観音茶(てっかんのんちゃ/Tie Guan Yin)の産地としても有名で、茶葉のお土産購入にも最適です。

環状線(イエローライン・Y線)

環状線は、台北MRTの最新路線で、路線記号はY、路線図では黄色で表示されています。2020年1月に第一段階区間が開業し、新北産業園区駅から大坪林駅まで運行されています。全線開業すれば、台北都市圏をぐるりと一周する環状路線となる予定です。
この路線の特徴は、他の主要路線と複数の箇所で接続していることです。板橋駅(Banqiao Station)では台湾鉄道や高速鉄道と接続し、新埔民生駅(Xinpu Minsheng Station)では中和新蘆線、景安駅(Jingan Station)では中和新蘆線、大坪林駅では松山新店線と接続しています。
これにより、従来は乗り換えが必要だった区間を直通で結ぶことができ、移動時間の短縮に貢献しています。現在も延伸工事が進められており、将来的にはさらに便利な路線になることが期待されています。
台北MRTの基本的な乗り方と2026年最新の決済方法
台北MRTは日本の地下鉄と似ているため、日本人観光客にとって非常に利用しやすい交通機関です。さらに2026年からは、キャッシュレス決済にも対応し、より便利になりました。
しかし、いくつか日本とは異なるルールや注意点がありますので、しっかり確認しておきましょう。
運行時間と運行間隔
台北MRTは、基本的に朝6時から深夜24時まで運行しています。各路線の始発列車は6時に出発し、最終は駅によって異なりますが、23時30分から24時30分の間に設定されています。
運行間隔は、時間帯によって異なります。平日のラッシュ時には、約4分から6分間隔で運行されています。ラッシュ時以外の時間帯は、約8分から10分間隔で運行されています。深夜23時以降は本数が減り、約8分から12分間隔となります。土日祝日は、朝6時から23時まで約4分から10分間隔、23時以降は約12分間隔で運行されています。
日本のように詳細な時刻表はありませんが、運行間隔が短いため、時刻表を気にせず駅に行けば、すぐに電車に乗ることができます。ただし、終電に乗る場合は、駅や台北MRT公式サイトで時刻を確認しておくと安心です。
2026年の決済方法:6つの選択肢
台北MRTでは、2026年現在、以下の6つの決済方法から選択できます。
1. トークン(単回券 = 切符)

最も基本的な乗車券は、紙の切符ではなく、プラスチック製のコイン型の「トークン」です。このトークンには非接触ICチップが内蔵されており、改札機にタッチするだけで利用できます。
駅の券売機は、すべて日本語表示に対応しています。まず券売機の画面右下にある「日本語」ボタンをタッチすると、すべての表示が日本語に切り替わります。次に、券売機の上部に掲示されている路線図で、目的地までの運賃を確認します。初乗り運賃は20台湾ドル(約95円)で、距離に応じて最大65台湾ドル(約310円)まで、5台湾ドル刻みで加算されていきます。
運賃を確認したら、画面上で目的地の駅名をタッチし、購入枚数を選択します。支払いは現金のみで、クレジットカードは使用できません。紙幣は10台湾ドル、50台湾ドル、100台湾ドル、500台湾ドル、1000台湾ドル札が使用できますが、券売機によっては1000台湾ドル札が使えない場合もあります。硬貨は1台湾ドル、5台湾ドル、10台湾ドル、50台湾ドル硬貨が使用できます。

お金を投入すると、同じ場所からトークンとお釣りが出てきます。トークンは小さいので、落とさないように注意してください。購入したトークンには制限時間があり、購入から2時間を超えると、改札を出る際に20台湾ドルの追加料金が発生します。
2. 悠遊カード(Easy Card)
台湾のプリペイドカードの代表格が悠遊カードです。日本のSuicaやPASMOと同じ非接触ICカードで、MRT、バス、台湾鉄道、コンビニ、タクシーなど、台湾全土で利用できます。詳しくは後述の専用セクションで解説します。
3. 一卡通(iPASS)
一卡通は、高雄を中心に発展したプリペイドカードですが、現在は台北でも広く使用できます。悠遊カードと同様の機能を持ち、MRTでの利用時も20%割引が適用されます。高雄への旅行も予定している方には、一卡通が便利です。
4. QRコード決済(2026年1月対応開始)
2026年1月から、台北MRTは主要電子決済アプリのQRコード決済に対応しました。LINE Pay、街口支付、全支付などの台湾の電子決済アプリで、改札を通過できます。
使用方法は簡単です。アプリを開いてQRコードを表示し、改札機のQRコードリーダーにかざすだけです。決済は瞬時に完了し、登録している銀行口座やクレジットカードから運賃が引き落とされます。台湾在住者や長期滞在者にとって便利な決済方法ですが、観光客の場合は、台湾の銀行口座やクレジットカードの登録が必要なため、やや利用のハードルが高いかもしれません。
5. Apple Pay / Google Pay / Samsung Pay(2026年7月対応予定)
2026年7月からは、iPhoneのECP機能にも対応予定です。これにより、Apple Pay、Google Pay、Samsung Payに登録したクレジットカードやデビットカードで、改札をスムーズに通過できるようになります。
この機能は、日本のSuicaと同じように、スマートフォンやスマートウォッチを改札機にかざすだけで決済が完了します。事前のチャージや専用アプリのダウンロードは不要で、iPhoneユーザーにとって非常に便利な決済方法となります。
ただし、利用できるのは国際ブランド(Visa、Mastercard、American Express、JCB)のクレジットカードやデビットカードのみです。また、海外発行のカードの場合、為替レートや海外事務手数料が適用される可能性があるため、事前に確認しておきましょう。
6. MRTフリーパス(乗り放題券)
24時間、48時間、72時間、一日券の4種類のフリーパスがあります。詳しくは後述の専用セクションで解説します。
改札の通り方
トークンを使用する場合、改札を入る際は、トークンをセンサー部分に軽くタッチします。「ピッ」という音がして、画面が緑色に点灯し、ゲートが開きます。日本のSuicaと同じ要領で、トークンをセンサーにかざすだけで通過できます。
改札を出る際は、トークンを回収口に投入します。投入口は改札機の上部にあり、トークンを入れるとゲートが開きます。トークンは駅で回収され、再利用されますので、持ち帰ることはできません。
悠遊カード、一卡通、フリーパスを利用する場合は、入場時も出場時もセンサーにタッチするだけです。「タン」というピアノのような音が鳴り、画面に緑色の矢印が表示されたら通過できます。トークンと異なり、出場時も投入する必要はありません。
絶対に守らなければならない重要なルール

台北MRTで最も重要なルールは、改札内での飲食が全面的に禁止されていることです。これは日本の地下鉄とは大きく異なる点で、シンガポールの地下鉄と同様に違反すると罰金が科せられます。
具体的には、改札の手前にある黄色い線を越えたエリアから、プラットフォーム、車内まで、すべての飲食が禁止されています。これには、ペットボトルの水を飲むこと、ガムを噛むこと、飴を舐めることも含まれます。食べ物を口に運ぶだけで違反となりますので、十分注意してください。

違反した場合、最低1500台湾ドルから最高7500台湾ドルの罰金が科せられます。日本円に換算すると約7000円から35000円という高額な罰金ですので、絶対に守りましょう。駅員が巡回しており、違反者を見つけ次第、その場で罰金を徴収されます。喉が渇いた場合は、改札の外で水分補給を済ませてから電車に乗るようにしてください。
その他の禁止事項として、喫煙、ペットの持ち込み(盲導犬などの介助犬を除く)、危険物の持ち込み、ドリアンなど匂いの強い果物の持ち込みなどがあります。また、車内での大声での会話や音楽プレーヤーの音漏れなども、他の乗客の迷惑になるため控えましょう。
台湾のプリペイドカード完全ガイド:悠遊カードと一卡通の種類と選び方
台北MRTを頻繁に利用するなら、日本のSuicaやPASMOに相当する台湾のプリペイドカードは必須アイテムです。MRTだけでなく、バス、タクシー、台湾鉄道、コンビニ、自動販売機など、台北市内のあらゆる場所で使用できる便利なカードです。台湾には主に2種類のプリペイドカードがあり、それぞれ複数の種類とデザインが用意されています。
台湾の2大プリペイドカード:悠遊カードと一卡通
台湾には、台湾全土で利用できる主要なプリペイドカードが2種類あります。
悠遊カード(Easy Card)は台北を中心に発展したICカードで、台湾で最も普及しているプリペイドカードです。発行枚数は1億枚を超え、台湾の人口の約4倍以上のカードが流通しています。台北MRT、台北市バス、新北市バス、桃園MRT、台湾鉄道、台湾高速鉄道の一部区間、コンビニ、スターバックス、マクドナルド、百貨店、タクシーなど、台湾全土で使用できます。
一卡通(iPASS)は高雄を中心に発展したプリペイドカードで、高雄MRT(捷運)や高雄市バスでの利用に最適化されています。しかし、現在は台北MRTでも使用でき、機能的には悠遊カードとほぼ同等です。高雄への旅行も予定している方や、高雄限定デザインのカードが欲しい方には一卡通がおすすめです。
どちらのカードも台北MRTで利用でき、20%の運賃割引も適用されます。また、相互利用が可能なため、悠遊カードで高雄MRTに乗ることも、一卡通で台北MRTに乗ることもできます。
悠遊カード(Easy Card)の種類とデザイン

悠遊カードには、用途やデザインに応じて複数の種類があります。
普通卡(一般カード)は、最も基本的な悠遊カードです。無記名式で、誰でも購入・使用できます。カード代は100台湾ドル(約475円)で、これにはデポジットは含まれておらず、カード代そのものです。シンプルな青いデザインが一般的ですが、季節限定デザインや企業コラボデザインなど、様々なバリエーションがあります。
個人化悠遊卡(記名式カード)は、氏名や生年月日を登録できる記名式のカードです。紛失時に再発行が可能で、残高も保証されます。ただし、購入には台湾の身分証明書や居留証が必要なため、観光客は基本的に購入できません。
学生悠遊卡(学生カード)は、台湾の学生向けの割引カードで、一般の悠遊カードよりも高い割引率が適用されます。学生証の提示が必要で、観光客は購入できません。
敬老悠遊卡・愛心悠遊卡(シニア・障害者カード)は、65歳以上のシニアや障害者向けの割引カードで、MRTやバスが無料または大幅割引で利用できます。台湾在住者向けで、観光客は対象外です。
デザインカードは、キャラクターや企業、観光地とのコラボレーションデザインのカードです。ハローキティ、ドラえもん、ポケモン、台北101、故宮博物院など、様々なデザインがあり、価格は200台湾ドルから500台湾ドル程度です。機能は普通卡と同じですが、コレクターズアイテムとしても人気があります。
悠遊聯名卡(提携クレジットカード)は、悠遊カード機能が搭載されたクレジットカードです。台湾の銀行が発行しており、オートチャージ機能が使えます。ただし、台湾在住者向けで、観光客は基本的に申し込めません。
悠遊付(デジタル悠遊カード)は、スマートフォンアプリ版の悠遊カードです。アプリをダウンロードし、クレジットカードや銀行口座を登録すれば、スマートフォンをかざすだけで決済できます。ただし、台湾の銀行口座が必要なため、観光客の利用は難しいです。
一卡通(iPASS)の種類とデザイン
一卡通にも、悠遊カードと同様に複数の種類があります。
普通卡は、最も基本的な一卡通で、無記名式です。カード代は100台湾ドルで、デザインは主にオレンジ色が基調です。
記名式カードは、氏名や生年月日を登録できるカードで、紛失時の再発行が可能です。台湾の身分証明書が必要なため、観光客は購入できません。
デザインカードは、高雄の観光地や企業とのコラボレーションデザインのカードです。高雄の名所である蓮池潭(Lotus Pond)、愛河(Love River)、駁二藝術特区(Pier-2 Art Center)などをデザインしたカードが人気です。
観光客におすすめのプリペイドカードの選び方
観光客の方には、以下の基準でプリペイドカードを選ぶことをおすすめします。
台北のみの旅行なら、悠遊カードの普通卡が最適です。カード代100台湾ドルで、どの駅でも購入でき、すぐに使い始められます。シンプルで使いやすく、コストパフォーマンスも優れています。
台北と高雄の両方を訪れる場合も、悠遊カードで問題ありません。悠遊カードは高雄MRTでも使用でき、機能面での違いはほとんどありません。ただし、高雄限定デザインのカードが欲しい場合は、高雄で一卡通を購入するのも良いでしょう。
お土産やコレクションとしてデザインカードが欲しい場合は、空港やMRT駅、コンビニで販売されている限定デザインをチェックしましょう。台北101デザイン、故宮博物院デザイン、キャラクターコラボなど、記念になるデザインが多数あります。
複数回台湾を訪れる予定がある場合は、悠遊カードを保管しておけば次回も使用できます。有効期限はありませんので、残高が残っていれば何年後でも使用可能です(ただし、2年間使用しない場合は無効化される可能性があります)。
悠遊カードの購入方法
悠遊カードは、以下の場所で購入できます。
MRTの駅窓口では、すべての駅で悠遊カードを販売しています。窓口で「悠遊卡(ヨウヨウカー)」または「Easy Card」と言えば購入できます。カード代100台湾ドルに加えて、初回チャージ金額(最低100台湾ドル)を支払います。
コンビニエンスストア(セブンイレブン、ファミリーマート、OK Mart、Hi-Life)でも販売しています。レジで「我要買悠遊卡(ウォーヤオマイヨウヨウカー/I want to buy an Easy Card)」と言うか、カードを指差せば購入できます。
桃園国際空港や台北松山空港の到着ロビーには、悠遊カード販売カウンターがあります。空港で購入すれば、到着後すぐにMRTで市内へ移動できるため、非常に便利です。
観光案内所や一部のホテルでも販売していることがあります。
チャージ方法

悠遊カードのチャージは、MRTの駅にある自動チャージ機、駅窓口、コンビニエンスストアで行えます。自動チャージ機の操作は簡単で、日本語表示にも対応しています。
チャージ機にカードを置き、画面の指示に従って金額を選択します。100台湾ドル、200台湾ドル、500台湾ドル、1000台湾ドルの中から選べます。現金を投入すると、自動的にチャージされます。チャージ完了後は、画面に残高が表示されますので、必ず確認しましょう。
コンビニエンスストアでチャージする場合は、レジで悠遊カードを渡し、「加値(ジアジー)」と言えば、チャージしてもらえます。日本語や英語が通じる店員もいますが、「チャージ」と言っても理解してもらえることが多いです。
悠遊カードの割引メリット
悠遊カードを使用すると、MRTの運賃が20%割引になります。例えば、通常25台湾ドルの区間なら、悠遊カードを使えば20台湾ドルで済みます。1回の乗車では数台湾ドルの差ですが、何度も乗車すれば大きな節約になります。
さらに、1時間以内にMRTからバス、またはバスからMRTに乗り換えた場合、乗り換え割引が適用されます。バスの運賃から8台湾ドルが割引されるため、複数の交通機関を組み合わせて移動する場合は、悠遊カードを使うことで大幅に交通費を節約できます。
MRT以外での活用方法
悠遊カードは、台北市内のほぼすべての公共交通機関で使用できます。市内バス、台湾鉄道の近距離区間、桃園MRT、台北市の公共自転車レンタルシステム「YouBike」などで利用可能です。
さらに、セブンイレブン、ファミリーマート、OK Mart、Hi-Lifeなどの主要コンビニエンスストア、スターバックス、マクドナルド、多くのレストランやカフェでも電子マネーとして使用できます。小銭を持ち歩く必要がなく、支払いもスムーズです。
観光スポットの入場料や、一部の博物館、美術館でも悠遊カードでの支払いが可能です。台北市立動物園、国立故宮博物院、台北101展望台、猫空ロープウェイなど、主要な観光施設で利用できます。
払い戻しと有効期限
悠遊カードには有効期限がありません。残高が残っていれば、次回の台北訪問時にも使用できます。ただし、2年間使用しなかった場合、カードが無効化される可能性がありますので、長期間使わない場合は注意が必要です。
帰国前に残高を払い戻したい場合は、MRTの駅窓口で手続きができます。ただし、残高が100台湾ドル以下の場合は手数料20台湾ドルが差し引かれます。残高が100台湾ドルを超えている場合は、手数料なしで全額払い戻されます。カード本体の100台湾ドルは返金されません。
少額の残高なら、コンビニでの支払いで使い切ってから帰国するのがおすすめです。お土産を買う際に使えば、無駄なく消費できます。
MRTフリーパス(乗り放題券)の種類と選び方
台北MRTには、一日券、24時間券、48時間券、72時間券の4種類の乗り放題券があります。これらは観光客向けに設計されたパスで、一定時間内であれば何度でもMRTに乗り降りできます。
一日券(One Day Pass)

一日券は、購入した当日の終電まで有効なパスです。価格は150台湾ドル(約710円)です。
このパスの特徴は、「当日限定」という点です。24時間券と異なり、最初に改札を通過した時刻から24時間ではなく、その日の営業終了(終電)までが有効期限となります。つまり、早朝から使い始めれば最大18時間程度利用できますが、夕方から使い始めると数時間しか利用できません。
一日券が適している人は、朝から夜まで1日中台北市内を集中的に観光する予定がある方です。朝6時台の始発から夜23時台の終電まで、丸1日観光に費やす場合は、一日券が最もコストパフォーマンスに優れています。
例えば、午前中に中正紀念堂、午後は龍山寺と西門町、夕方は永康街でグルメ、夜は士林夜市といったように、4箇所以上を訪れる場合は、一日券を購入した方がお得になります。初乗り20台湾ドルの区間を8回乗れば元が取れる計算です。
ただし、注意点として、午後から観光を開始する場合や、ゆっくり午前中はホテルで過ごす予定の場合は、24時間券の方がお得になる可能性があります。一日券は「当日の終電まで」という制限があるため、使用開始時刻によって利用可能時間が大きく変わります。
24時間券

24時間券は、最初に改札を通過した時刻から24時間、MRTが乗り放題になるパスです。価格は180台湾ドル(約850円)です。
一日券との最大の違いは、「日付をまたいで利用できる」という点です。例えば、午後15時に最初の改札を通過した場合、翌日の15時まで利用できます。これにより、夜遅くまで観光しても翌日の午前中まで同じパスで移動できるため、非常に便利です。
このパスが適している人は、午後から観光を開始する方や、夜遅くまで台北を楽しみたい方です。例えば、昼過ぎにホテルをチェックアウトして観光を開始し、夜は饒河街夜市や寧夏夜市を楽しみ、翌日の午前中に桃園国際空港へ向かうといったスケジュールの場合、24時間券が最適です。
一日券との価格差は30台湾ドル(約140円)ですが、利用時間の柔軟性を考えると、多くの観光客にとって24時間券の方が使い勝手が良いでしょう。特に、初日の午後に到着して観光を始める場合や、最終日の午前中まで観光する場合は、24時間券を選ぶことをおすすめします。
48時間券

48時間券は、最初に改札を通過した時刻から48時間、MRTが乗り放題になるパスです。価格は280台湾ドル(約1320円)です。
このパスは、2日間かけてじっくりと台北を観光したい方に最適です。1日あたり140台湾ドルの計算になり、一日券や24時間券よりもさらにお得です。2日間で合計10回以上MRTに乗る予定があるなら、48時間券を選びましょう。
例えば、1日目は台北101、國父紀念館、永康街、西門町を巡り、2日目は北投温泉、淡水、士林夜市を訪れるといったプランなら、48時間券が最適です。時間に余裕があるため、ゆっくりと食事を楽しんだり、カフェで休憩したりする時間も確保できます。
72時間券

72時間券は、最初に改札を通過した時刻から72時間、MRTが乗り放題になるパスです。価格は380台湾ドル(約1800円)です。
このパスは、3日間以上台北に滞在し、毎日積極的にMRTを利用する方におすすめです。1日あたり約127台湾ドルの計算になり、4種類のパスの中で最もコストパフォーマンスが高いです。
72時間券は、台北を拠点に周辺エリアも訪れる方に特に便利です。例えば、1日目は台北市内の主要観光地(中正紀念堂、龍山寺、台北101)、2日目は淡水と北投温泉、3日目は動物園と猫空ロープウェイといったプランでも、台北市内の移動は72時間券でカバーできます。
フリーパスの購入方法と使い方
MRTフリーパスは、すべてのMRT駅の窓口で購入できます。券売機では購入できませんので、必ず有人窓口で購入してください。英語や簡単な日本語が通じる駅員も多いので、「One Day Pass」「24 Hour Pass」「48 Hour Pass」「72 Hour Pass」と言えば理解してもらえます。
購入したフリーパスは、ICカードタイプで、悠遊カードと同じように改札機にタッチして使用します。最初に改札を通過した時刻が記録され、そこから設定された時間が計測されます。有効期限が過ぎると自動的に使えなくなります。
一日券のみ、購入した当日の終電までという制限がありますので、改札を通過した時刻に関わらず、その日の営業時間内のみ有効です。24時間券、48時間券、72時間券は、最初に改札を通過した時刻から時間がカウントされ、日付をまたいで利用できます。
フリーパスと悠遊カードの使い分け
フリーパスと悠遊カード、どちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。基本的な判断基準は、MRTの利用頻度です。
朝から夜まで丸1日観光する場合で、8回以上MRTに乗る予定があるなら、一日券の方がお得です。午後から観光を開始し、翌日午前中まで利用する場合は24時間券を選びましょう。2日間で10回以上なら48時間券、3日間で15回以上なら72時間券を選びましょう。逆に、1日に3回から4回程度しか乗らない場合は、悠遊カードの方がお得です。
また、バスやコンビニでも使いたい場合は、悠遊カードの方が便利です。フリーパスはMRT専用で、他の交通機関や店舗では使用できません。一方、悠遊カードは台北市内のあらゆる場所で使えるため、旅行全体の利便性が高まります。
おすすめの方法は、悠遊カードを1枚購入しておき、特に移動が多い日だけフリーパスを使うという併用です。フリーパスの有効時間外や、バスを利用する際には悠遊カードを使い、効率的に台北を回ることができます。
台北MRT乗車券の事前オンライン購入でさらにお得に

旅行をさらにスムーズにするために、台北MRTの乗車券や悠遊カードを事前にオンラインで購入しておくこともできます。現地で購入する手間が省け、到着後すぐに観光を開始できるため、時間を有効活用できます。
KKdayでの購入
KKdayは台湾発の人気旅行予約サイトで、台北MRTのフリーパスや悠遊カードを日本から事前に購入できます。日本語サイトで予約でき、クレジットカード決済も可能なため、非常に便利です。
KKdayでは、24時間券、48時間券、72時間券のフリーパスのほか、悠遊カードも販売しています。予約後は、桃園国際空港や台北松山空港、指定のMRT駅で引き換えができます。予約確認メールを提示するだけで、すぐに受け取れます。
さらに、KKdayでは台北MRT乗車券と観光スポットの入場券がセットになったお得なパッケージも販売しています。台北101展望台、国立故宮博物院、台北市立動物園などの人気スポットとMRT乗車券を組み合わせたプランは、個別に購入するよりも割安になることが多いです。
Klookでの購入
Klookも台北MRT乗車券を取り扱っている人気の旅行予約プラットフォームです。KKdayと同様、日本語サイトで予約でき、桃園国際空港や台北松山空港、指定のMRT駅で引き換えができます。
Klookの特徴は、アプリが使いやすく、予約管理が簡単なことです。スマートフォンのアプリで予約確認書を表示できるため、紙に印刷する必要がありません。また、定期的にキャンペーンやクーポンを配布しており、さらにお得に購入できることがあります。
Klookでも、MRT乗車券と観光施設の入場券、グルメクーポンなどを組み合わせたパッケージが豊富に用意されています。台北旅行で必ず訪れる場所が決まっているなら、セットプランを選ぶと便利です。
▼悠遊カードは、なんとklook限定デザインもあります!▼

オンライン購入のメリット
事前にオンラインで購入する最大のメリットは、到着後すぐに観光を開始できることです。空港に到着してから、窓口で並んで購入する時間が不要になり、スムーズに市内へ移動できます。特に、到着便が混雑する時間帯の場合、窓口が混み合うことがあるため、事前購入は時間の節約になります。
また、日本円でのクレジットカード決済ができるため、現地通貨への両替を最小限に抑えられます。台湾ドルの現金をあまり持ちたくない方や、両替の手間を省きたい方には特に便利です。
さらに、オンライン予約サイトでは、定期的に割引キャンペーンを実施しています。現地で購入するよりも安く手に入ることがあるため、旅行前にチェックしておくことをおすすめします。
台北を効率的に観光するためのMRT活用術

台北MRTを上手に活用すれば、限られた時間で多くの観光スポットを効率的に回ることができます。ここでは、実践的なMRT活用術をご紹介します。
路線図アプリの活用
台北MRTを使いこなすには、スマートフォンのアプリが非常に便利です。台北MRT公式アプリ「台北捷運GO」は、日本語にも対応しており、リアルタイムの運行情報、路線図、所要時間、運賃などを簡単に調べられます。
また、Google Mapsも台北MRTの路線に完全対応しています。目的地を入力すれば、最適なルートと所要時間が表示され、どの駅で乗り換えればよいかも一目でわかります。オフラインでも使えるよう、台北の地図を事前にダウンロードしておくとさらに便利です。
乗り換えのコツ
台北MRTの乗り換えは、駅構内の案内表示が非常にわかりやすいため、初めての方でも迷うことは少ないです。路線ごとに色分けされており、路線名と色を目印にすれば、簡単に乗り換えホームへたどり着けます。
主要な乗り換え駅である台北駅、中山駅、民権西路駅、忠孝復興駅、古亭駅などは、複数の路線が交差しています。これらの駅では、降車後に案内表示に従って進めば、スムーズに乗り換えられます。エスカレーターやエレベーターも完備されており、大きな荷物を持っていても安心です。
乗り換え時間は、通常3分から5分程度です。駅によっては、ホーム間の距離が長い場合もありますが、10分もあれば十分に乗り換えられます。急いで走る必要はなく、次の電車もすぐに来るため、焦らず移動しましょう。
混雑を避ける時間帯
台北MRTの混雑を避けたい場合は、通勤ラッシュの時間帯を避けることが重要です。平日の朝7時から9時、夕方17時から19時30分は、特に板南線と淡水信義線が混雑します。この時間帯は、地元の通勤客で車内が非常に混み合い、座席を確保するのも難しくなります。
観光で訪れる場合は、午前10時以降に移動を開始するか、夕方の混雑が落ち着く20時以降に移動するのがおすすめです。土日祝日は、通勤ラッシュがないため、比較的空いています。ただし、人気観光スポットへ向かう路線は、週末でも混雑することがあります。
駅構内の便利な施設

台北MRTの主要駅には、コンビニエンスストア、カフェ、レストラン、ATM、トイレなど、便利な施設が充実しています。特に台北駅は、地下街が非常に広く、ショッピングや食事を楽しめます。
各駅のトイレは清潔で、無料で使用できます。トイレットペーパーも完備されており、日本と同じ感覚で利用できます。ただし、一部の駅ではトイレが改札の外にあるため、必要な場合は改札を出る前に駅構内の案内図で確認しておきましょう。
コインロッカーも主要駅に設置されています。大きな荷物を預けて身軽に観光したい場合は、台北駅、西門駅、台北101世貿駅などのロッカーを利用すると便利です。ただし、週末や連休は満杯になることが多いため、早めに預けることをおすすめします。
台北旅行をもっと快適に!ツアー予約のすすめ

台北MRTを使いこなせば、自由に市内を移動できるようになります。しかし、さらに充実した旅行にするためには、移動手段だけでなく、宿泊先やツアーも効率的に予約しておくことが重要です。
台北への旅行を計画されているなら、ジャルパック ダイナミックパッケージがおすすめです。航空券とホテルを自由に組み合わせられるパッケージで、MRTの駅に近いホテルを選べば、観光がさらに便利になります。
台北駅、中山駅、西門駅、市政府駅周辺のホテルは、主要観光スポットへのアクセスが良く、MRTを使った移動が非常に便利です。ジャルパック ダイナミックパッケージなら、これらのエリアのホテルを豊富な選択肢から選べます。
さらに、台北での観光をより充実させたいなら、KKdayやKlookで様々なツアーやアクティビティを予約しておくのもおすすめです。九份や十分への日帰りツアー、台北101展望台の優先入場チケット、グルメツアー、夜市巡りツアーなど、多彩なプランが用意されています。
特に、言葉に不安がある方や、効率的に観光したい方には、日本語ガイド付きのツアーが人気です。MRTでの移動方法も教えてもらえるため、初めての台北旅行でも安心です。
台北MRTの乗り方をマスターし、お得な乗車券を活用すれば、台北観光は驚くほど快適になります。この記事でご紹介した情報を参考に、ぜひ充実した台北旅行をお楽しみください。
台北旅行の計画を今すぐ始めませんか?
ジャルパック ダイナミックパッケージで、航空券とホテルをまとめて予約すれば、お得に台北旅行を実現できます。MRTの駅に近い便利なホテルを選んで、効率的な観光を楽しみましょう。
さらに、KKdayやKlookで台北MRT乗車券や観光ツアーを事前予約すれば、現地での時間を有効活用できます。お得なセットプランもチェックしてみてください。
台北MRTを使いこなして、思い出に残る素敵な台北旅行をお楽しみください!


